老人ホームの種類がわからない?自分にあった老人ホーム
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●老人ホームの種類について
老人ホームってどんな種類があって費用ってどのくらい違うのか気になりますよね?
そこで老人介護施設の種類についてそれぞれ説明したいと思います。
・民間施設と介護保険施設の違い
老人ホームと一般的に呼ばれているものの中には、民間の施設と介護保険施設の違いがあります。
株式会社などの民間事業者が運営しているのが有料老人ホーム、グループホーム、サービス付き高齢者住宅などです。
介護保険施設は基本的に社会福祉法人や医療法人などが運営していますので、公的な施設に近い役割を果たしています。
まずはこのような違いがあるということに注目しなければなりませんし、当然のことながら、民間事業者が運営している有料老人ホームなどは、それぞれの施設の特徴が出やすいというメリットがあります。
・有料老人ホームの中でも3種類ある
民間施設として区分される有料老人ホームですが、介護付有料老人ホームと住宅型有料老人ホーム、健康型有料老人ホームの3種類に分類することができます。
それぞれの老人ホームの違いや介護度についてまとめてみたいと思います。
介護付有料老人ホームは一般的に有料老人ホームとしてイメージされる施設の代表です。
介護の判定が出ていない人から、介護度5の重度な利用者まで多くの対象者にサービスを提供しているのが特徴です。
基本的には個室で生活することができますので、費用の問題さえクリアすることができれば、快適な老人ホームライフを送ることが可能です。
それぞれの老人ホームによって受入基準が違う場合もありますので、中には介護度判定が出ている人のみを受け入れるという施設も存在しますので注意が必要です。
次に、住宅型有料老人ホームについてですが、これは比較的軽度な人が利用するというイメージですが、外部サービスを組み合わせることによって重度の人でも対応している老人ホームもあります。
施設自体が直接やってくれることは介護付有料老人ホームと比べると少なくなりますが、自立の時から自由に入所することができますし、バリアフリーになっていない住宅に住んでいる人にとっては、非常にありがたい施設です。
認知症だったとしても対応してくれる施設もありますので、希望する老人ホームに詳細を確認してみることができます。
最後になりますが、健康型有料老人ホームに関しては、介護度は必要なく、むしろ自立に近い人のみが利用できる施設です。
軽い状態なら受け入れを続けてくれる可能性も高いですが、介護度が中から高レベルになってしまうと、老人ホームから退所しなければいけないことになってしまいます。
有料老人ホームの特徴についてまとめてみると、どのような介護状態の人でも受け入れてくれるのが介護付有料老人ホーム、ある程度自立に近い人が入所するのが住宅型有料老人ホーム、自立状態の人が元気な期間だけ入所できるのが健康型有料老人ホームとなっています。
・高齢者向け住宅について
高齢者向け住宅は民間施設で、種類に分けていくと、サービス付き高齢者住宅や、高齢者専用賃貸住宅、高齢者向け優良賃貸住宅などに分類されています。
サ高住と呼ばれている、サービス付き高齢者住宅の場合は、最近は幅広くなってきましたが、基本的には自立から軽度の人のみが受け入れられる施設です。
外部からの介護保険サービスを利用できるということで、ヘルパーや福祉用具のレンタルなど自由に業者を選ぶことができます。
介護付有料老人ホームではそのような自由度はありませんので、この点は一つのメリットになります。
その他にも、高齢者専用賃貸住宅があり、ある程度の介護レベルの人まで受け入れが可能となっています。
高齢者向け優良賃貸住宅やシニア向け分譲マンションなどは、介護レベルが中程度の人から高程度の人まで、利用することができます。
しかし、最近では、サービス付き高齢者住宅が色々な工夫をしているために高齢者向け住宅のほとんどが、この仕組みを採用するようになりました。
ある程度重度の介護度だったとしても対応できる施設があるので、ふさわしい介護付有料老人ホームが見つからなかった場合には、サービス付き高齢者住宅を選択するという人も増えているのです。
・グループホームについて
グループホームに関しては少し特殊で、地域密着型施設となっていますが、認知症の人が共同生活を送るというタイプの施設です。
誰でも入居できるわけではなく、認知症の症状が現れており、介護レベルがそこまで高くない人が入所することが可能です。
レクリエーションや日常生活の作業を他の人と一緒に行うことで、認知症の進行を遅らせることが可能です。
・軽費老人ホームについて
軽費老人ホームは介護保険施設の一つになりますが、費用があまりかけられないという人にはお勧めです。
その代わり介護レベルは自立から軽い人までが対象となっていますので、寝たきりの人や高い介護度が安定されている人は利用することが難しい場合が多いです。
費用の面から非常に人気が集まっていますので、すぐには入所できない可能性もありますので、希望する場合は早めに申し込む必要があります。
軽費老人ホームによっては認知症の人にも対応している場合がありますが、あまりにも症状が進行している場合は断られてしまう可能性がありますので、注意が必要です。
早めにいろいろな情報を集めておきながら、軽費老人ホームの担当者と入所までの手続きをスムーズに進めることが重要なポイントです。
・介護保険施設には3種類ある
介護保険施設の中でも一番人気があるのが特別養護老人ホームです。
特養という名前で呼ばれていますし、介護度が高い人のみが入所することができます。
一番の特徴は費用の安さになりますが、とにかく人気が高いので申し込んでからなかなか入ることができないという高齢者もたくさんいます。
基本的には、要介護度3以上でないと申し込むことすらできませんので、緊急に施設に入所することが必要な人用の老人ホームと理解することができます。
しかし、入所することができれば手厚い介護を受けることができますし、人生の最後まで安心した環境で面倒をみてもらえるので、相変わらず高い人気を集めています。
その他には、介護老人保健施設がありますが、基本的に3ヶ月で退所するのがルールとなっています。
自宅への生活に向けて入院していた病院からこの施設を挟み、リハビリなどを行うというのが目的です。
一般的なイメージの老人ホームと少し異なるので注意が必要ですし、誰でもが希望すれば簡単に入所できるという介護施設ではありません。
介護療養型医療施設は、介護度レベルが非常に高い人が入所する施設となっていますし、療養しながら暮らす施設です。
ですから、他の老人ホームにあるようなレクリエーションやその他のサービスについてはあまり力を入れていないところが多いです。
基本的には介護のレベル1以上の人であれば申し込むことができますが、自動的に入所できるわけではないので、主治医の意見等も参考にしながら、介護療養型医療施設に申し込みできるかどうか判断することができます。
この施設に関してはあまり件数がありませんので、競争率が高くなる事も予想されますし、今後新しく新設されることもないでしょう。
介護保険施設は以上の3種類に分類され、一般的な老人ホームとしてみなされているのが、特別養護老人ホームになります。
基本的に介護保険施設は、社会福祉法人などのしっかりした母体が運営していますので、倒産して誰も介護してくれなくなるという心配は少ないでしょう。