老人ホームでアルコールやタバコは？食事制限はある？

A:有料老人ホームによって細かい決まりはさまざまなので、候補になった施設それぞれに確認してみてください。ホームドクターがいる有料老人ホームでは、入居者の方が口にするものは、おやつやアルコールなどまで全て管理しているところがあります。

一方で、お住まいになる個室内にミニキッチンが備えられている部屋がある有料老人ホームがあります。

その場合は、恐らくですがそちらでは自分で自由に作って食べられるケースが多いです。

有料老人ホームによっては、建物内にいくつものレストランが入っているところがあります。

入居者の方が、好みのレストランに入ってバリエーション豊富なメニューから選んでいるところもあります。

看護師やドクターから個人的に指導されることがなければ、特に制限を気にせず食べていいのでしょう。

ただ、経験的に見てると自由に食べ過ぎて太る方が多いんですね。

老人ホームに入る前は家事をやったり趣味で散歩してた方が老人ホームに入ると急にやることがなくなり運動量が減るために太るケースは多いんです。

施設側も健康管理には注意してるものの、無理に運動させるわけにはいかないのでこの辺りはご家族に指摘していただく方がいい場合もあります。

・アルコールは飲める？タバコは？

アルコールやタバコなどは、健康に直接影響があるものです。

アルコールが飲めるかどうかは有料老人ホームによって異なりますが、ドクターの診断を受けた上で特に注意を告げられていることがなければ、自由に飲むことが可能です。
ただ、経験上飲まない人も多いのでみなさんが食事されてるところで飲むと嫌がる人もいます。

ちなみに、タバコは館内全面禁煙のところが一般的で、指定された喫煙スペースが設けられていますので、そちらに移動することになります。

・アレルギーと食事

アレルギーなどを抱えている方は、伝えておくことで個別の食事を提供してもらえます。

糖尿病や高血圧症などと診断された場合、みんなと同じ食生活を続けていては、治るものも治りにくくなり悪化させる可能性もあります。

治療食がありますので、体調を診断してもらった上で適切に対応してもらえます。

食べることは好みがとても出ますので、食べられない食材などもあるはずです。

事前に食べられないものは、伝えておきましょう。

同じ有料老人ホームでも、介護付有料老人ホームになると食事について管理が厳しくなります。

住宅型有料老人ホームなら、比較的自由度が高くなります。

健康状態などご本人がしっかりされているなら、有料老人ホーム以外にシニア向け住宅などの選択肢もあります。

シニアが入居するマンションなどで、バリアフリーで転倒しにくい設計になっているなど、配慮が行き届いています。

介護サポートもあるシニア向け住宅など、住居によってサービス内容が違います。

住宅（マンション）は、基本的に自分で自立できる人向けです。

欲しい要素を兼ね備えているかしっかり確認した上で、ご本人と話し合いながら候補に加えてみてください。